月真猫真月里の映画場 - 公式補足資料
ポッドキャスト第25回~27回を徹底解説!映画の世界から創作イベントまで、二人の体験をさらに深く楽しむための完全ガイド
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第25回:2ヶ月ぶりのエンジン全開!創作インプット&アウトプット報告会
最近観た映画レビュー!個性炸裂の3作品
1
『ミッシングチャイルドビデオテープ』
失踪した子役タレントの行方を追うテレビクルーが、不気味な真実に迫るPOV(主観視点)モキュメンタリーホラー作品です。月真猫さんは「答えを明示しない不気味さがすごい!」と絶賛。近年話題の『フェイクドキュメンタリー「Q」』に通じる、視聴者の考察を掻き立てる作風が特徴的です。
この作品の魅力は、派手な恐怖演出ではなく、じわじわと精神を侵食するような日本特有のホラー感覚にあります。残された映像や関係者の証言から徐々に真実が浮かび上がってくる構成は、視聴後も長く余韻が残り、二人も深夜まで考察トークに花を咲かせたとのこと。
2
『デッドストリーム』
ネットで炎上し、スポンサーを失った過激系配信者のショーンが起死回生を狙い、曰く付きの幽霊屋敷で一人泊まりのライブ配信に挑む姿を描いたホラーコメディ。二人とも「これは純粋に面白かった!」と大絶賛しています。
ホラーとコメディのバランスが絶妙で、エンタメ性に振り切った作りが最高だと語る二人。特に臨場感あふれるカメラワークと主人公の自己中心的な性格がもたらす予想外の展開に笑いが止まらなかったようです。ホラーが苦手な視聴者でも楽しめる快作として、リスナーへの視聴を強く推奨していました。
3
『フォールガイ』
大怪我を負い一線を退いていたスタントマンのコルトが、元カノが監督を務める映画の撮影現場で、主演俳優の失踪事件に巻き込まれる展開を描いたアクション映画です。『ジョン・ウィック』のデヴィッド・リーチ監督とライアン・ゴズリングの黄金タッグ作品。
「昔、金曜ロードショーで観たワクワク感を思い出した」と月真猫さんが語るように、アクション・コメディ・ロマンスが絶妙にミックスされた極上エンタメ作品。難しいことを考えずに楽しめる爽快感と、ゴズリングの自虐的な演技が魅力で、二人ともクリエイターとして「こういう作品を作りたい」と刺激を受けた様子でした。
これら3作品からは、ジャンルは異なるものの「視聴者を楽しませる」という映画の本質が強く感じられました。月真猫さんと真月里さんは、自分たちの創作活動にもこのエンターテイメント性を取り入れたいと語っています。特に『デッドストリーム』のようなカメラワークの工夫は、低予算でも効果的な演出として参考になるとのこと。
特別解説:AIが映画を作る未来 ―「AI劇場2025」とは?
ポッドキャスト内で発表された重大ニュース。月真猫さんと真月里さんが制作に関わったAI映像作品が、イベント「AI劇場2025」で上映されることが決定しました!これは二人にとって大きな転機となる出来事で、放送では興奮気味に詳細を語っていました。
「AI劇場」詳細情報
  • 主催:norihiko氏(AI映像クリエイター/情報発信者)
  • コンセプト:「SNSじゃ終わらせない。AI映像を映画として届ける一夜限りの祭典」
  • 目的:AIアートの芸術的価値を高め、クリエイターが正当に評価され、収益を得られる未来を築くこと
  • 開催日:2025年8月10日(ポッドキャスト収録時点の情報)
このイベントは、AIによって生み出された映像作品を、映画館のスクリーンで「映画」として体験することに焦点を当てた、日本初の試みとも言えるものです。二人の作品がどのようなものになるのか、詳細はまだ明かされていませんが、ポッドキャストでは「これまでの創作活動の集大成になる」と語られていました。
二人のスタンス「AIは創作を補助する強力なツール」
月真猫さんと真月里さんは、AIを「自分たちの創造性を拡張してくれるパートナー」と捉えています。専門的なスキルや莫大な予算がなければ不可能だった映像表現を、個人のクリエイターでも実現可能にしてくれるのがAIの力だと力説していました。
「AIは私たちの想像力を形にするための道具。使い方次第で、これまで届かなかった表現の高みに到達できるんです。もちろん、AIが生み出したものをそのまま使うのではなく、自分たちの創造性とミックスさせることが大切」(真月里さん)
もちろん倫理的な課題についても、二人は真摯に向き合っています。著作権の問題や、AIが既存の作品から学習する際の境界線など、クリエイターとして考えるべき問題は多いと認識しています。しかし、それらを理由にAIの可能性に蓋をするのではなく、どう付き合っていくかを考えるべきだと熱弁を振るっていました。
「AI劇場2025」での上映後、二人はこの経験をポッドキャストで詳しく振り返る予定とのこと。AI映像制作の裏側や、映画館での上映という体験について、リスナーにも共有されるでしょう。
第26回:創作の熱量を浴びに ― 「静岡文学マルシェ」濃厚潜入レポート
「静岡文学マルシェ」とは?
2024年5月に静岡県で初開催された「静岡文学マルシェ」は、創作文芸同人誌・ZINEの展示即売会です。プロ・アマ問わず、全国から約80組のクリエイターが集結し、小説や詩だけでなく、イラスト集やグッズなども含めた多様な「言葉の表現」が集まる場として注目を集めました。入場無料で、誰でも気軽に創作文化に触れることができるのが特徴です。
当初、「少し敷居が高いかも…」と緊張していた二人。しかし、会場で出会ったクリエイターたちの作品への愛情と、来場者との温かい交流に触れ、一気にその魅力の虜になったようです。ポッドキャストでは、その高揚感がそのまま伝わってくるような熱量で、出会った作家たちとの交流を語っていました。
1
たけぞう さん
市販の文庫本と遜色ない、完璧な装丁の作品群に二人はまず衝撃を受けたようです。そのプロフェッショナルな作り込みに、「これはもう売ってる本だ!」と感嘆。言葉の選び方やレイアウトが美しいポストカードにも惹かれ、作品を購入したとのこと。
特に印象的だったのは、たけぞうさんの「読み手を大切にする姿勢」だったそうです。本の装丁から内容まで、読者に最高の読書体験を提供しようという情熱が伝わってきて、二人も創作活動の原点を思い出したと語っていました。
2
すみだはな さん
「可愛いものに吸い寄せられる」月真猫さんの心を射抜いた、ユニークな作品たち。特に、本物のマッチ箱に物語を収めた「マッチ箱の悪魔」は、その遊び心とアイデアに脱帽。物理的な「形」も作品の一部なのだと再認識させられたそうです。
すみだはなさんとの会話では、「形式と内容の関係性」について深く考えさせられたと二人は振り返っています。デジタル全盛の時代だからこそ、物理的な本の存在感や触感がもたらす読書体験の豊かさを再確認したようです。
3
ハミング研究所(柿ノ木コジローさん、虹乃ノランさん)
「小さな本屋さん」さながらのブースで、自分たちの作品だけでなく、文芸誌「破滅派」の委託販売も行うなど、「小説文化を広めたい」という純粋な情熱が溢れていました。二人の丁寧で親しみやすい人柄に、すっかりファンになってしまったようです。
特に印象的だったのは、「売れるかどうか」より「自分の表現を届けたい」という強い思いだったとのこと。商業的な成功だけでなく、「書くこと」自体に喜びを見出す姿勢に、月真猫さんと真月里さんも深く共感していました。
「静岡文学マルシェ」での体験は、二人にとって大きな刺激になったようです。商業出版とは異なる、同人誌文化ならではの自由さと情熱に触れ、「自分たちも次回は出展側として参加したい」と意気込みを語っていました。創作者として、読者として、そして何より「物語を愛する者」として、文学の多様な楽しみ方を再発見した様子が伝わってくるエピソードでした。
第27回:1時間一本勝負!「古賀コン9」感想戦&創作論
超短期決戦!「時給1万円の文学祭」古賀コン
第9回 私立古賀裕人文学祭(通称:古賀コン9)は、制限時間1時間で、お題に沿った作品を書き上げるという、スリリングな文学コンテストです。「時給1万円の文学祭」というコンセプトの通り、参加者の創作の熱量を讃えるお祭りとして、文学愛好家たちの間で人気を集めています。
主催の古賀裕人氏は、「短時間で書くことで、普段の自分では出せない表現や感性が引き出される」という考えのもと、このユニークなコンテストを開催。参加者は厳しい時間制限の中で、自分の創作スタイルを極限まで磨き上げることを求められます。
お題「ママにならないで」― 二人の創作アプローチ
この深読みできるお題に対し、天邪鬼な二人は「お題のワードを直接使わない」という自己ルールを設定。それぞれ全く異なるアプローチで作品を書き上げました。

古賀コンは年に数回開催されており、毎回異なるお題が出されます。過去には「日常の裂け目」「その他大勢」などのお題があったそうです。参加費は無料で、特に賞金などはないものの、参加者の創作意欲を高める場として機能しています。
1時間という極限状況で、いかに自分の表現を突き詰められるか。そのスリリングな過程と、作品に込めた想いを語る二人の姿は、創作の喜びと苦しみを同時に体現しているようでした。特に興味深かったのは、「時間制限があることで、普段の自分の書き方のクセや傾向がより鮮明に表れる」という気づきです。
また、同じお題から全く異なる物語が生まれる創作の多様性についても熱く語られていました。「誰にも真似できない、自分だけの表現がある」という創作の根本的な喜びを再確認した様子で、リスナーに対しても「どんな形でもいいから、自分の言葉で表現することの大切さ」を伝えていました。
「制限があるからこそ見える自由がある。それが創作の面白さなんじゃないかな」(真月里さん)
ポッドキャスト「月真猫真月里の映画場」は、映画評論だけでなく、このような創作活動の裏側も含めた、二人の「表現する喜び」を共有する場として、ますます充実した内容になっているようです。次回の配信も、引き続き熱いトークが期待されます!(AI談)
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